三原市・竹原市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、安芸石材の倉橋です。三原市内にて、お墓の移設と新設工事をお任せいただきましたので、ご紹介いたします!

 

【三原市内でのお墓の移設と新設】

 

いつもお世話になっている、私の親類のつながりでご縁のあるお寺様よりご紹介いただきました。お墓の移設をお考えのお客様でした。

 

移設を検討されているお墓は、三原市内の個人墓地にありました。立派な代々墓と、その隣には小さなお墓もいくつかありました。樹木もたくさんある山の中ですが、きちんとお掃除もされている様子がうかがえます。

 

ひとつひとつのお墓にきちんとお花等が供えられています。山の中にあるお墓まではそれほど険しい道のりではないものの、80代のご高齢のお母様には危険でもあり、大変ということでした。小さなお墓のご遺骨もすべて掘り上げて新しい代々墓にまとめ、もう少しお参りに行きやすい平地へ移したいとご希望でした。

 

こちらは移設先の墓地です。元の墓地から数百メートルほどの場所ですが、お客様のご自宅から徒歩でも行ける距離です。まずは基礎工事から進めます。床堀をして転圧し、地盤を固めています。

 

木枠を組んだところへコンクリートを流し込み、表面をきれいにならします。

 

基礎が完成したら、そこへ間知石(けんちいし)の石積みをします。今回は、高さのあるお墓にしたいというご希望で、お城の石垣のような間知石積みのお墓にすることになりました。御影石製の間知石で、このような先のとがった形をしています。これを一段目から順に積んでいきます。

 

一段目をすべて据えたら、裏にコンクリートを流し込んでしっかり固めます。こうして工程を見ると、かなり強度が高いことが分かると思います。敷地を囲っている木材と糸は丁張り(ちょうはり)といって、建物の高さや配置などを設定するものです。手前に見える黄色い糸の位置が、間知石の出来上がりの高さになります。

 

間知石を2段目まで据え、お墓の下に位置する納骨室を設置します。その周りに型枠を組んで、ここにもコンクリートを流し込む準備をします。

 

型枠にコンクリートを流し込みました。しっかりとした入念な基礎工事で、お墓が傾いたりする心配もありません。

 

間知石をすべて据え終わり、納骨室周りのコンクリートが十分に固まったら、内側に真砂土を入れてしっかり転圧して固めます。

 

手前に、新しく建立するお墓の一枚台を据えました。奥に見えているのは、移設してきたお墓の二枚台です。

 

向かって右側、新しく建てられる先祖代々のお墓は、基礎の上に一枚台、大台・上台と順に据えていきました。棹石や花立等を据えたら完成となります。

 

お墓本体や花立・香炉等も設置したら、移設と新設が完成です。間知石の石垣で高さもあり、堂々とした風格ある立派なお墓になりました!

 

右側は、たくさんあった小さなお墓のご先祖様方をおまとめした新しい先祖代々のお墓、左側は移設してきた代々墓です。移設にあたって工場でクリーニングをし、きれいにして再設置しました。墓誌も移設してきたものです。これからは、この移設してきたお墓に納骨をされることになります。

 

間知石の表面は、たたき仕上げとなっています。自然な風合いで、味わいのある仕上がりになりました。

完成後、ご連絡するとすぐに見に来てくださり、「立派になった!」と大変喜んでいただけました。移設前の山の中の現場を見に行く際は、息子さんとお母様と私の三人で向かったのですが、ご高齢のお母様が登るのには思った以上に危ないなあとヒヤヒヤしてしまって、後ろについて見守りながら登っていきました^^;  お母様お一人でお墓へ行かれることもあるとおっしゃっていましたので、今回無事に安全な場所へ移設が終わってお客様に喜んでいただけたのはもちろんですが、私自身も「よかったなあ」ととても安心しています^^ これで安心して、末永く大切にお参りいただけることと思います。何かお困りの際には、どうぞまたお気軽にお声かけください!