アマチュア無線用の巨大なアンテナを設置しました!

三原市・竹原市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、安芸石材の倉橋です。今回は、以前もお話したことのある私の趣味についてのお話しです^^

 

この大きなアンテナは、私の趣味であるアマチュア無線の交信に使う、最大で高さ22mにもなるアンテナです。今回、このアンテナを自宅の敷地内に設置しました!設置にあたっては、石屋の工事技術を活かしてアンテナを上げるためのタワー(鉄塔)の設置を行うなど、自分の手で行ったところもありましたので、その様子をご紹介しようと思います。

 

まずは、タワーの基礎工事です。大きなタワーを支えるためのアンカーも設置します。2mほど掘り下げました。

 

3本の大きなアンカーを設置して、周りに鉄筋を組みました。鉄筋の組み上げも私が自分で行いました。ここにコンクリートを流し込んでいきます。

 

コンクリートを流し込んで十分な養生期間をおいたら、丈夫なコンクリート基礎と、アンカーの設置が完成しました。お墓の工事で培った基礎施工の技術が活かされています。

 

アンカーにタワーを設置します。クレーンで吊り上げて設置していきます。クレーンはいつも使っている当店のものを使用しました。専門業者さんでも3,4人がかりで行うタワー設置ですが、今回は私一人で行いました。

 

タワーを設置したあとは、アンテナの取り付け工事を行います。ここはより専門的な工事になるので、プロの方にお願いしました。

 

完成間近です。タワーに取り付けられているアンテナは、「八木アンテナ」という魚の骨のような形をしたものです。八木さんという方が考案したものなのだそうで、昔家の屋根の上にあったテレビのアンテナと同じような形で、それがもっと大きくなったイメージです。お写真では分かりにくいですが、縦横14mくらいの大きさがあります。無線通信では、使用する周波数によってアンテナの大きさも変わります。私が行っている短波帯の交信では大きなアンテナが必要になり、大きいほど性能も良いです。

 

タワーをいっぱいまで伸ばすと、22mくらいの高さになります。マンションで言うと8階くらいの高さです。このくらい伸ばすと地球の裏側まで電波が飛んでいくので、この間は日本のちょうど裏側くらいにあるチリの方とも交信しましたし、ニュージーランドの方とも交信できました。やっぱり今までのアンテナとは性能が全然違います!!

 

20代の頃から始めたアマチュア無線ですが、興味を持ったきっかけは、中学生の頃に買ってもらったラジオで海外の短波放送を聞いていたことでした。ラジオでは物足りなくなり、無線機が欲しい、それなら免許を取ろうか…という具合でだんだん発展してきた趣味ですが、ようやく長年の夢が叶って大きなアンテナを設置することができました。タワーの設置には石屋で培った工事技術も活かすことができたので、自分自身の手で設置できたという喜びもあります。これからもこのアンテナを通じて、たくさんの方々と交信するのが楽しみです! アマチュア無線好きの方、ご興味のある方がいらっしゃったら、お話しさせていただければ嬉しいです。ぜひお声かけください。