竹原市内地域墓地にて、9寸和型三重台の墓石建立工事

三原市・竹原市を中心にお墓のお仕事をさせていただいております、安芸石材の倉橋です。竹原市内地域墓地にて、9寸和型三重台の墓石建立工事をさせていただきました。

 

竹原市内地域墓地 墓石建立工事 9寸三重台 外国産高級青御影石

 

当店は三原市幸崎町にありますが、実は私の住まいは竹原市内にあります。その住まいから歩いて5分ほどのすぐ近くの地域墓地で、お墓の建立をさせていただきました。知人から「お墓を建てたいという人がいる」と電話をもらい、すぐにお会いしてお話を伺うことになりました。

お話をしながら、私が高校生のとき通っていた空手道場の支部におられた大先輩に似ているなあ、ご親戚の方かな?と思っていると、実はその先輩ご本人だったことが分かりました^^ 先輩といっても10才以上歳上の方なので、当時気軽に声をかけられる間柄でもありませんでしたし、何十年も経ってお互い歳をとっていますが、お客様は私のことを覚えていてくださいました。奥様を亡くされてご相談くださったとのことで、思わぬご縁や時の流れを感じながらのお墓作りとなりました。

 

こちらは墓地へ向かう道です。幅が狭く、上り坂になっています。左側は崖になっていました。工事の際は注意が必要になります。お墓の方は、当店の展示場に見に来ていただいて、実物をご覧になって気に入ったお墓を建立することになりました。サイズは9寸の和型墓石です。

 

工事が始まりました。まずはお墓を建立する場所を掘り下げて、しっかりと地固めします。そこへカロート(納骨室)を設置、周りにコンクリートを流し込んで固めています。今回使用したカロートは、9寸もしくは1尺のお墓に使用している少し広めの納骨室です。

 

お墓の据え付けが進んでいます。カロートの上に、お墓の一番下の一枚台(芝台)を設置、その上に大台・上台を設置しました。一枚台は納骨スペースの天井にもなる部分で、一枚石を使用しています。継ぎ目がなく丈夫な構造です。大台の手前には、膳台と呼んでいる供物台も設置しました。膳台の前面は家紋を彫刻しています。保護のためゴムシートを貼った状態のまま据え付けを行っています。

 

棹石を据えて目地を入れ、花立・墓誌を設置、お墓手前に香炉も置いたら完成です。

 

9寸和型三重台のお墓です。9寸というお墓のサイズは、一番上の棹石の幅(9寸=約27cm)を指しています。竹原のこちらの地域ではよくお選びいただくサイズです。使用したのは外国産高級青御影石で、落ち着いた濃い目の色合いをとても気に入っていただけました。お墓の大きさも含め、実物を見ていただいたので具体的なイメージがしやすかったようです。

 

墓誌はお墓の横に、彫刻面を手前に向けて設置しました。今回の墓地は広さがあったので、こうした配置と向きにしました。お墓の手前は笠つき・ガラス扉つきの供養箱(香炉)を設置しています。扉はさびにくいステンレスの枠で、中はねじ式でしっかり留められるようになっており、ねじを緩めれば取り外しも可能です。風が強い日、雨の日も安心ですし、空気の通る場所もあるので、扉を閉めても火を絶やさずにお参りすることができます。

 

お客様には、「いいお墓ができた」と大変喜んでいただきました。このたびは、当店に工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。長年地元でお仕事をしてきたことでいただいた思わぬご縁で、驚きながらも大変ありがたく感じつつ、お客様に喜んでいただけるよう精一杯、心をこめて工事をさせていただきました。今後は、何かお困りの際にはいつでもお気軽にお声かけいただければ幸いです。