三原市 筆影山中腹にて、石仏様の台石作り替え工事

三原市・竹原市を中心にお墓や石材工事をさせていただいております、安芸石材の倉橋です。今回は、三原市筆影山にある石仏の台石を作り替えさせていただきましたので、ご紹介いたします。

三原市筆影山 石仏台石の作り替え

ご依頼くださったのは、私がお仕事で日頃からお世話になっている方です。奉納されている石仏の台石が割れてしまっているので、一度見てもらえないかとご相談をいただきました。まずは現地で状況を確認させていただきました。

 

教えていただいた場所へ向かい、石仏の状況を確認しました。ご相談の石仏があったのは、三原市の筆影山の中腹あたり、山へ登っていく途中にこのように石仏が安置されている場所でした。周囲にも同じように奉納された石仏が並んでいました。

 

施工前の石仏全体の様子です。石仏の下には正面に彫刻のある台座があり、花立と線香立も設置されています。一見すると大きな崩れはないようにも見えますが・・・

 

近くで見ると台石の一部が大きく割れており、応急にテープで補修されていました。

 

テープをはがして破損している部分を確認しました。花立の穴が設けられていましたが、水抜き穴がない構造のため、雨水などが内部に残り、寒い時期に凍ることで石を内側から押し広げ、割れにつながったと考えられます。周りの石仏に同じように破損しているものも見受けられましたので、山の中腹のような寒暖差のある環境も要因になっていました。

 

上から見たところです。花立の穴から割れが広がったことが分かります。状況を確認してお客様にご報告すると、お客様は台座を新しく作り直したいとご希望でしたので、寸法を測って新しく作り直すことで、安心してお参りいただける状態に戻すことになりました。

 

新しく製作した台石を据え直し、工事が完了しました。

彫刻されていた内容は、もとの台石にあった内容や文字のサイズ等を参考に刻みました。花立の水抜き穴は、見えづらいですがそれぞれ側面に設けています。今後は中に水が溜まらず、凍結によるひび割れも防ぎます。ステンレスの花筒も新しくしました。全体にもとの雰囲気を大きく変えず、自然に仕上がるよう配慮しています。

 

完成後、お客様からは「きれいにしていただいてありがとう」とお喜びの言葉をいただきました。大切に思われている石仏様ですので、安心してお参りいただける形に戻すお手伝いができ、私どもも大変うれしく思っております。この度は、当店にご相談いただきまして誠にありがとうございました。

今回は石仏の台座の作り替えをご紹介いたしました。こうした修理は「どこに相談したらいいか分からない」と思われる方も少なくないと思います。当店は、お墓そのものの修理やリフォームだけでなく、灯籠の欠け修理や神社仏閣での工事など、石材に関わるさまざまなお仕事を承ってまいりました。立地環境やご希望を踏まえ、長く安心していただけるよう工事をいたしますので、石材のことでしたらどんなこともお気軽にご相談ください。